ある日、若者の会話が聞こえてきた…
カフェで隣のテーブルにいた高校生たちが楽しそうに話していた。
「それなー!」「ガチ草なんだけどww」「え、もう●●しか勝たん!」
……ん?
今、なんて言った?
音は聞こえている。でも、意味がまるでわからない。
翻訳アプリが欲しくなるほどのジェネレーションギャップ
- 「草」=笑うこと?でもなんで草?芝?
- 「〜しか勝たん」って、文法崩壊してない?
- 「ワンチャン」って…チャンスが一回だけってこと?合ってる?
- 「秒で○○」…は?0.1秒でもなくて、1秒で済むこと?
頭の中がクエスチョンマークだらけ。
なんなら、ちょっとした言語の壁を感じ始める。
もちろん、若者言葉が全部ダメというわけではないし、世代で言葉が違うのは自然なこと。
でも、“わからない”と感じたとき、「これは今の流行で、私は知らないだけだ」と気づくだけでも、少し気が楽になる気がする。
完璧に理解する必要はないけれど、「へえ〜、そんな言葉があるんだ」って知ること自体が、ちょっとした世界の広がりにもなると思う。
無理に使ってみた結果…
試しに若者の言葉を使ってみたくて、
「それな〜!」と真似してみたけど…
……完全に“痛い人”になってた。
場も空気も冷えた。自分でも「ナニコレ…」と思った(笑)
実際に若者言葉を使ってみて気づいたのは、「言葉って、意味が通じるだけじゃなく“空気”を読む力も必要」ということ。
たとえ意味が合っていても、“誰が使うか”や“どんな場面か”で雰囲気が全然変わってしまうんだよね。
「使えるかどうか」よりも、「その言葉の背景にある感覚を想像できるか」が大切なんだと、ちょっとだけ思った。
でも、こっちも昔は意味不明だったかもしれない
よく考えたら、自分たちも言ってたよね。
- 「チョベリグ」「MK5(マジでキレる5秒前)」
- 「ナウい」「イカす」「とっくんでバッチグー」
たぶん今の若者が聞いたら、ポカーンってなるやつ。
そう、きっとあの子たちも、同じように「何言ってんの?」って思ってたんだ。
今の若い子が聞いたら「何それww」って笑うような言葉も、当時は確かに流行ってた。
もしかすると、自分たちが使ってた言葉に対しても、その上の世代は「理解不能…」と思ってたのかも。
そう考えると、今のジェネレーションギャップも、単なる「繰り返し」なのかもしれないね。
最後にひとこと
言葉は時代とともに変わる。
戸惑いながらも、「わからない」と笑い飛ばせる自分がいるなら、それで十分。
若者と同じ言葉が使えなくても、
心の距離は、きっと“ワンチャン”で縮まる。(←使ってみたかったやつ。笑)
言葉って、不思議。
時代が変われば意味も変わるし、伝わるものも変わる。
だからこそ、「わからない言葉にイラっとしない自分でいたい」と思う。
わからなくても、「その言葉を使う人の気持ち」を想像できたら、それで十分じゃないかな。
…あ、でも“バブい”だけはまだ使いこなせそうにない(笑)
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