「昔は良かった」って言うけど、本当に?

暮らしの気づき帖

⏳ それ、どこが良かったんですか?

「昔は良かったなぁ〜」
そんなセリフ、聞いたことありませんか?

昭和の歌謡曲が流れたとき。
町並みの変化を見たとき。
あるいは、今の社会にちょっと不満があるとき…。

でも、その「良かった」って、いったい何が良かったのでしょうか?


🏠 昔の暮らし、本当に今より良かった?

・夏はエアコンがなかった
・銀行の振込には平日昼間に並ぶ必要があった
・情報は新聞とテレビのみ、連絡手段は固定電話
・子どもの頃は遊び場が多かったけど、交通事故も今より多かった

たしかに、“良かったこと”もあるけれど、
“不便だったこと”や“きつかったこと”も、実はたくさんあったはずなんです。


💭 「良かった」の正体、それって“思い出フィルター”かも?

記憶って、都合よく美化されやすいもの。
昔のテレビ番組や遊び、あの頃の空気感は、“自分の青春時代”の象徴でもあるんですよね。

つまり「昔は良かった」とは、
“自分にとって、あの時が輝いていた”という想いの表現なのかもしれません。


🌟 じゃあ、今の時代の“良さ”って?

・エアコン、冷蔵庫、洗濯機…ほぼ全自動
・スマホひとつで地図・買い物・翻訳・送金
・多様な働き方や生き方が認められる時代
・24時間コンビニ、ネットで医療情報も得られる

実は、今ってものすごく“便利で選択肢の多い”時代なんです。

それに、過去に憧れた“未来の技術”が、今は当たり前にあることも多いですよね。


🧭 過去と今、つながっているからこそ価値がある

だから「昔は良かった」と言いながらも、
実は私たち、今の暮らしをしっかり楽しんでるんじゃないでしょうか?


💬 「良かった」って言葉は、“その人の大切な記憶”の証。
でも、今の時代にだって、“良さ”はたくさんある。

どちらかを否定するんじゃなくて、
「それぞれの時代に良さがあったよね」と認め合えると、ちょっと心がほぐれる気がしませんか?


「昔は良かった」と語るとき、そこにはその人にとっての“懐かしさ”や“心のよりどころ”が詰まっています。
でも一方で、今の若者たちの中にも、その“昔”を愛し、残そうとしている人たちがいるのも事実です。

たとえば、タレントの坂田マリンさんのように、
昭和のグッズや風景、暮らしぶりを丁寧に紹介している人たちがいます。
レトロブームの中で、古き良きものを“新しい目線”で楽しむ人たちも増えているんです。


💬 つまり「昔は良かった」は、“今の人にもちゃんと届いてる”という証なのかもしれません。
過去と現在がぶつかるんじゃなくて、手を取り合ってつながっていく──
そんなふうに捉えてみたら、「昔も今も、悪くないなぁ」って思える気がしませんか?😌🍵


🟦 このお話は「つい言っちゃうシリーズ」の第3話です。
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