💬 なんとなく言っちゃう、その一言
親戚の集まりや飲み会、何気ない雑談の中で…
「で、結婚はまだ?」「そろそろ相手見つけないとね〜」なんて、
よくある“会話のつかみ”として投げかけられるこのセリフ。
でも言われた側は、
ちょっと苦笑いして、こう思うかもしれません。
「いや、それってそんな簡単な話じゃないんですよ…」
🕰 昔は「結婚して当たり前」の時代だった
かつては、
就職して、適齢期に結婚して、家庭を持って…という流れが“常識”とされていました。
結婚=安定、結婚=責任、結婚=成長、そんなイメージが社会全体にあったからです。
でも今の時代、その価値観は大きく変わりつつあります。
💰 結婚しない“理由”じゃなく、“背景”に目を向けて
今の若者が結婚に慎重なのは、決して“怠けている”からではありません。
- 経済的に不安がある
- キャリアや夢を優先したい
- 親の離婚や過去のトラウマがある
- 自分の時間や自由を大切にしたい
理由は人それぞれ。でもそれは、しっかり考えた上での選択なんです。
🏠「結婚=幸せ」ではない現実を、見てしまったから
それに、若者たちが“あえて結婚しない”のではなく、
「結婚したくても踏み出せない」現実があることも見逃せません。
すでに家庭を持っている人たちが、
子育てや家計のやりくりに苦しみ、
笑顔よりも疲れた顔で日々を過ごしている姿を見たとき、
それに続こうという気持ちには、なかなかなれないものです。
単なる“意志”ではなく、社会の構造が“選べなくさせている”面もある。
この問題は、もっと深くて重たいものかもしれません。
🌱 結婚だけが“幸せ”じゃない時代
SNSを見れば、
独身で趣味を楽しむ人もいれば、パートナーと事実婚を選ぶ人もいて、
「幸せのかたち」はますます多様化しています。
だから、「結婚しないのか?」という一言は、
時には**「君の生き方、それでいいの?」という圧力に聞こえてしまう**こともあるのです。
🤝 聞く前に、まず“その人自身”を見てみよう
結婚してるかどうかじゃなくて、
今どんなふうに生きているのか、どんなものを大切にしているのか。
そこにこそ、その人らしさがある。
💬 「結婚しないのか?」って言うけど、
それよりも、「元気にしてる?楽しそうだね!」の一言のほうが、
今の時代には、きっとあたたかく届く気がします。
🟦 このお話は「つい言っちゃうシリーズ」の第5話です。
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👉 シリーズまとめ記事
🟡「つい言っちゃうシリーズ」は今回でひと区切りですが、
実はこのあと、“ちょっとした出来事”から、自分の体力の変化に気づく話へと続きます。
👉 走れなくなってた私──気づけば体力って落ちてたんだ
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