気づいたら「使うつもりだった食材」がひっそり消えている理由
「あ、これ入れてたんだ……」 冷蔵庫の奥でくたびれている野菜。 いつか使おうと思っていたお豆腐。
買ったときはちゃんと予定があって、冷蔵庫にしまったはずなのに、 気づけば使い忘れて賞味期限が切れていた──そんなこと、ありませんか?
実はこれ、「だらしないから」でも「ずぼらだから」でもないんです。 人の記憶には、“目に見えないものを忘れてしまう”性質があるんです。
つまり、冷蔵庫に入れた時点で、“視界から消える”=“記憶の優先度が下がる”。 他の家事や仕事が重なれば、なおさら“あったこと自体”がスルッと抜け落ちてしまう。
これは、誰にでも起こりうる“暮らしのうっかり”なんです。
食材を“忘れやすい場所”に追いやってしまう心理とは?
使い忘れが起こるとき、 「冷蔵庫の奥に詰め込みすぎていた」 「目につく場所に別の食材を置いてしまった」 なんていう“配置ミス”が多いですよね。
でも、その裏にはちょっとした心理的背景があります。
- “もったいない”と思ってとっておいた
- “まだ大丈夫”と安心して後回しにした
- “使い道が決まらなくて”とりあえず入れておいた
こういう“一時避難”が、知らないうちに“永久避難”になってしまう。
「いつか使う」は、「今使わない」と同じ意味になりやすいんです。
「使い忘れないための工夫」──冷蔵庫に仕掛けをつくろう
そんな“うっかり忘れ”を減らすには、仕組みをちょこっと変えるのが一番!
🟢 ①「手前に並べる」「見える化」
- 使いかけのもの、期限が近いものは“手前・上段”に置く
- 半透明の収納ケースで「見せる収納」
🟢 ②「“先に使うもの”エリア」を決めておく
- 「このカゴの中は今週中に使う」とルール化
- 目印をつける(メモ、シール、ラベル)
🟢 ③「週末は冷蔵庫リセット日」
- 週1で冷蔵庫をチェックする習慣をつける
- 忘れ物に気づきやすくなる+食材ロス削減!
工夫のポイントは、「がんばらなくても、目に入る」こと。 視界に入れば、記憶にも残る。 つまり、“目に触れる”=“忘れにくくなる”んです。
食材の忘れ物は、暮らしの“余白”で防げる
食材の使い忘れって、なんとなく罪悪感を感じてしまいますよね。
「私って、ほんとダメだな…」 「また無駄にしちゃった…」
でも、それって“あなたが悪い”んじゃなくて、 “忘れやすい仕組み”の中で頑張っていたから。
忘れることは誰にでもある。 だからこそ、少しだけ「忘れない工夫」を暮らしの中に組み込んでみる。
完璧を目指すより、 “ちょっと見える” “ちょっと気づける”仕掛け。
それが、未来の「しまった!」を減らしてくれるかもしれません🍀
冷蔵庫に入れた“あれ”、買ったはずなのに見つからない…
それ、もしかすると──
▶ 買い物リストに書いたのに忘れる理由と、うっかりを防ぐ3つの工夫
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