「なんか違う…」商品が届いてからの違和感
テレビの画面越しには、あんなに魅力的に映っていた商品。
「これなら自分にピッタリかも!」とワクワクして注文したのに、届いた実物を手にしてみると――
「うーん、思ってたのと違うかも……」
サイズが合わない。質感が安っぽい。思っていた機能がついていない。
そんな違和感に気づいたとき、頭に浮かぶのは“返品”という二文字。
「返品しよう」と思ったのに、電話がつながらない!?
さっそく案内に書かれていた番号に電話してみる。
……が、
「ただいま電話が大変混み合っております。このままお待ちいただくか、時間をおいておかけ直しください」
何度かけても、時間をずらしても、ずっとこのアナウンス。
そのうち仕事や用事でバタバタしているうちに、返品できる期間が過ぎてしまった――なんてケース、実は少なくありません。
「クーリングオフ」って使えないの!?
ここで多くの人が疑問に思うのが、「クーリングオフすればいいんじゃないの?」という点。
でも実は、テレビショッピングやネット通販などの通信販売には、クーリングオフ制度は原則適用されません。
「なんとなく気が変わった」「思ってたのと違った」といった理由では、販売業者は返品に応じる義務がないのです。
返品できるかどうかは、各社の返品ポリシーによるというのが現実。
それでも諦めない!トラブル対応のポイント
とはいえ、できることもあります。
返品や返金を希望する場合、以下の対応を心がけましょう:
- 販売元の「特定商取引法に基づく表記」や返品規定を確認
- 記録が残る「メール」や「お問い合わせフォーム」で連絡する
- 商品はすぐに使わず、梱包や伝票は保管しておく
- 念のため、届いた状態の写真を撮っておく
- 対応があまりに不誠実な場合は、消費生活センターに相談する
泣き寝入りする前に、やれることは意外とたくさんあります。
小さな失敗も、次への学びに
「返品ってこんなに面倒なんだ…」と感じるかもしれません。
でも、その経験があったからこそ、次はもっと慎重に商品を選べる。
そして、**「本当に必要なモノだけを選ぶ力」**も、少しずつ身についていきます。
大丈夫。失敗は、前に進むきっかけになるから。
🧵 次はこちら
👉 でも、これは買ってよかった!── テレビショッピングで“当たり”を引いた日
「また失敗かも…と思っていたら、今回はまさかの“当たり”!?」
たまにある“良い買い物”が、日常を少し変えてくれる──そんなお話です。
コメント